COLUMN Vol.1 ダンサーとして忘れてはいけない事
ダンスを踊り始めたきっかけ

昔から、それこそテレビ番組でドリフターズなんかを見て子供ながらに真似していた子供時代から、本格的に【ストリートダンス】として認識してレッスンなどに通い始めたのは高校生2年生の時。自分の世代なんかはその頃、SAMさんが司会をされていた『RAVE 2001』という番組の影響が大きかったと思います。
その頃はただただ純粋に『カッコイイ!!』と思って、同じく見よう見まねで真似していました。
ただやはり独学では限界があるなと思い、自分の視野を広げる為にレッスンを受けに行ったという感じですね。
そこから色んな方々のレッスンを受けて、各ジャンルの歴史、映像資料、文献などを教えて頂き、『知識』の幅は広がっていきましたね。今でもその欲求は健在です(笑)
自分の場合、『ダンス』はただ単純に『好奇心』と『スケベ根性』から来るもの……そんな気がします。
プロのダンサーとは何か

例えば、自分の頭の中になにか表現したいモノがあるとします。
それを自分で表現する為にさて、どんな方法で人に伝えようか? と考えると思うんです。
それが『絵』を書く人もいますし、『歌』を唄う人もいます、
『芝居』にする人、『笑い』にする人もいると思います。
あ、あと『楽器』を演奏する人もいると思いますね。
僕の場合はそれがたまたま『ダンス』だった。
そしてその自分の表現方法でお客様に『喜怒哀楽』・『感動』を与えるにはどうしたら良いか?それを常日頃考えています。
コンテストやショーケース、バトル、レッスンなんかにしても、必ず来て頂いたお客様には一つだけでも『思い出』として持ち帰ってもらえる様に努力、勉強はして来ましたね。
その幅がだんだん大きくなって『お金を払ってでもみたい!!』と言ってくれる方がいる以上、その時点で『プロフェッショナル』なのではないでしょうか??
それは『表現者』としてですね。
ダンスのプロを目指す人へ
多分、『ダンス』って『踊り続けていく』事が一番大事だと思うんですよ。その場所が『スタジオ』でも良いし、『ストリート』でも良い。『舞台』でも良いし、『イベント』でも良いし、『テレビの中』でも良い。最近では新たな選択肢として『学校』というのも増えましたしね。
でも、これからプロとして『踊り続けていく』事を目指す人は、そこには必ず『受け手』がいなければ成立しないという事を忘れないで欲しいと思います。
そしてそこにいる人達を必ず『感動』させる事が至上命題となっていきます。『リスク』なんて、もちろんあります。例えリスクを取ったとしても、その過程でどんな事があったとしても、それを『楽しめる』人間が残っていくと思います。
ただし!!忘れちゃいけないのは『ダンスは絶対的にポジティブなモノ』なのです。
その時、その環境にいる時に自分とダンスの『スタンス』をしっかり持って気持ちよく続けていく事が大切だと思います。
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